頭皮 むける シャンプー

頭皮がむけるときにはどんなシャンプーを選べばいい?

頭皮がむけるときのシャンプー

 

 

「頭皮に優しいシャンプーがいい」

 

 

頭皮トラブルを抱えているときの対策としてよく聞かれますね。

 

 

ただ、頭皮に優しいシャンプーといわれても、どんなシャンプーがいいかなんて具体的に分からないんじゃないでしょうか?

 

 

 

 

頭皮がむけるときは炎症が原因なので、

 

 

  • 低刺激の洗浄成分が配合されている
  • 化学成分の配合がない
  • 添加物が少ない

 

 

これらの点についてシャンプーの成分を確認してみると分かりやすいです。

 

 

 

 

 

 

 

頭皮に優しいシャンプーを見分けるときの3つのポイント

 

頭皮がむけるときのシャンプーの選び方

 

 

頭皮に優しい低刺激といえば、アミノ酸系シャンプーがおすすめですが、単にアミノ酸系をうたっているだけではだめだってこと知っていますか?

 

 

というのも、アミノ酸シャンプーには法律的に決まりがないため、配合量はメーカー側で自由に決められるんです。

 

 

ほんの少し配合しただけでも「アミノ酸シャンプー」として販売しているケースは意外と多いんです。

 

 

 

 

なので、次の項目をよく読んで、本当に頭皮にやさしいアミノ酸シャンプーを選ぶようにしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

ポイント1:低刺激の洗浄成分が配合されている

 

 

シャンプーで頭皮に与える影響の大きい成分は「洗浄成分」です。

 

 

その洗浄成分には、大きく分けて次の4つに分けられます。

 

 

【シャンプー洗浄成分の分類】

  1. 石油系(高級アルコール系)
  2. スルホン酸系(オレフィン系)
  3. 石けん系
  4. アミノ酸系

 

 

 

1が一番洗浄力が強く、2→3→4と洗浄力は弱くなっていきます。

 

 

 

アミノ酸シャンプーは泡立ちが悪いとか、洗いごこちが良くないと言われるのは、洗浄力の弱さにあります。

 

 

ただ逆に、頭皮へはアミノ酸系が一番低刺激なので、頭皮トラブルを抱えている人はアミノ酸シャンプーを使うべきです。

 

 

 

 

でも、石油系だとかアミノ酸系だとか言われても、どんな成分名なのかが分かりませんよね?

 

 

 

洗浄成分ごとの名称は次のようになります。

 

 

 

 

1.石油系(高級アルコール系)

 

 

成分名 特徴
  • ラウリル硫酸Na

  • ラウリル硫酸カリウム

  • ラウリル硫酸アンモニウム

  • ラウレス硫酸Na

  • ラウレス硫酸TEA

  • パレス硫酸N

  • ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩 など

市販のシャンプーの多くに使われている洗浄成分。原価が安く泡立ちが良いため、爽快感を得やすくしっかり汚れを落としている感じがします。

 

しかし、脱脂力(皮脂を除去する性質)が強すぎるため、使い続けると頭皮トラブルを呼びやすい洗浄成分です。

 

 

 

 

それもそのはず、ラウレス硫酸Naは強力食器用洗剤の「ジョイ」と同じ成分だからです(表記の仕方は異なる)。

 

 

頑固な油汚れも「キュッキュッ」となるくらいの強力さですから、頭皮に与える影響も大きいのがわかるでしょう。

 

 

 

 

ちなみにラウリル硫酸Naは、ラウレス硫酸Naよりさらに強力です。

 

 

 

それぞれの名称を覚えるのは大変ですから、「ラウリル」「ラウレス」「硫酸」のいずれかが成分名に入っていたら避けるといいですよ。

 

 

石油系シャンプー

 

 

 

 

 

2.スルホン酸系(オレフィン系)

 

 

成分名 特徴
  • オレフィン(C14-16)スルホン酸Na など

石油系洗浄成分と同じように、原材料が安価で泡立ちが良いという特徴があります。

 

ラウリル硫酸、ラウレス硫酸より頭皮への刺激は若干少ないですが、洗濯用や住居用洗剤にも良く配合される強い刺激のある成分。

 

成分名に「スルホン酸〇〇」と書いてあれば、避けるべき成分です。

 

 

 

 

 

3.石けん系

 

 

成分名 特徴
  • カリ石ケン素地

  • ラウレス-3酢酸Na

  • 脂肪酸ナトリウム

  • 脂肪酸カリウム など

自然の力で分解される石けんに良いイメージを持っている人が好んで使う成分。

 

環境にやさしい成分であることは確か。

 

ただし、洗浄力が強い上に石けんはアルカリ性の性質をもっているため、弱酸性の頭皮や髪とは正反対の位置にあるため刺激が強い。

 

 

 

 

4.アミノ酸系

 

 

成分名 特徴
  • ココイルグルタミン酸TEA

  • ココイルアラニンTEA

  • ラウラミノプロピオン酸Na など

泡立ちやサッパリ感では劣るものの、低刺激で頭皮に優しいのが特徴。

 

ただし、成分原価が高いため、シャンプー自体も割高になる傾向にある。

 

成分名に「〇〇グルタミン酸」や「〇〇アラニン」などが書いてあります。

 

 

 

ただ、アミノ酸系の成分はとても種類が多いため、上記の名称がなくても品質の良いアミノ酸シャンプーの場合もあります。

 

 

ですので、アミノ酸シャンプーをうたっている場合には、石油系、 スルホン酸系、石けん系の成分がないことを確認して判断してもいいでしょう。

 

 

 

 

 

 

ポイント2:化学成分の配合がない

 

 

シャンプーにはたくさんの成分が配合されていて、その中に化学成分の配合があるものがあります。

 

 

 

代表的なものはシリコンです。

 

 

 

シリコンは髪をコーティングしてツヤを出す効果があります。

 

 

シャンプー後のキシみやゴワつきが軽減されるので、一見すると髪がきれいになったように感じます。

 

 

 

 

シリコンは車のワックスにも使われるくらいですから、髪をコーティングするのはお安い御用。

 

 

 

しかし毛穴に詰まったり、頭皮のべたつきや臭いの発生など、髪や頭皮を根本的に改善するものではありません。

 

 

 

当然、頭皮への刺激にもなりますから、化学成分の配合をしておらず、その代わりに天然成分が配合されているシャンプーを選ぶようにしましょう。

 

 

 

シャンプーの選び方

 

 

 

 

 

ポイント3:添加物が少ない

 

 

食べ物に添加物が含まれているときくと、「食べたくない」ですよね?

 

 

でも、シャンプーにも添加物が含まれているのを知っていますか?

 

 

 

 

実はシャンプーを無添加で作るのは、とても難しい事なんです。

 

 

シャンプーは1日2日で使い切れるものではないため、使用中にシャンプーに雑菌が繁殖しないよう防腐剤などの添加物が配合されているんです。

 

 

 

ただ、防腐剤にも洗浄成分と同じように頭皮への刺激の強弱があります。

 

 

ですので、できるだけ刺激の少ない防腐剤を、最小限だけ使っているものを選ぶようにしましょう。

 

 

 

 

特に、パラベンという成分名が入っているときは要注意です。

 

 

パラベンは安価で強力な殺菌力があるため、市販のシャンプーに配合されることが多いです。

 

 

 

 

雑菌の繁殖を防ぐには、防腐剤と抗菌作用の成分を配合することで、強くない防腐剤でも十分に役割を果たせます。

 

 

 

なので、成分を確認してパラベンの配合されていないシャンプーを使いましょう。

 

 

 


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